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型ヒントについて考えよう!

Description

Python 3.5 に導入された型ヒント (Type Hints) は、プログラム中に型アノテーションを記述する方法を標準化し、型チェッカーなどのツールで利用できるようになっています。このセッションでは Python の型ヒントについて紹介した後、他の言語での同様の機能について紹介し、Python の型ヒントの優れているところ、劣っているところを明らかにし、今後の型ヒントの活用方法について考えます。

Abstract

PEP 484 で標準化され、Python 3.5 から導入された型ヒント (Type Hints) は、Python プログラムの中に型アノテーションを記述する方法を標準化します。型ヒントは PEP 484 の元になった mypy などの型チェッカーで利用できますが、2016年現在あまり広く利用されているとは言い難い状況です。

このセッションではまず、 Python の型ヒントが何を標準化していて、何をすることができるのか、型チェッカーの mypy や IDE の PyCharm などの例を通して紹介し、Python の型ヒントの現状を理解します。

次に、Python の型ヒントの元となった漸進的型付け (Gradual Typing) の考えが導入されている、TypeScriptHack などの他の言語で型アノテーションがどのように利用されているかを紹介し、Python の型ヒントが他の言語に比べて優れている部分や、劣っている部分について明らかにします。

最後に、これまでの議論を踏まえて、Python の型ヒントをどのように利用していくのが良いかを、様々な視点から考えます。

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